この作品は、ディスプレイの高精細化によって得られた爆発的な情報量の増量と、それが無意識下に起こっていることを若干の畏怖と共に鑑賞者へ気づかせるための作品である。
この作品は、表示デバイスとインクジェットプリントした紙によって構成される。表示デバイスの横には必ず、
この(表示デバイス)は(表示に必要なモジュールの最小単位の数)で、(それが何段階で制御できるか)で制御できる。よって、この(表示デバイス)は (パターン数)パターンの表示が可能である。
というフォーマットで書かれたその表示デバイスについての「説明書」がインクジェットプリントした紙がただ整然と置かれる。
(C) 2017 Aki Sakata